日々のお話

ごあいさつ「未来の健康のために笑顔の食卓を」

【ごあいさつ】大自然のいのちvol,48「2023年総合カタログ」

「未来の健康のために笑顔の食卓を」

 この度は、瑞雲総合カタログを手に取って下さったことに心より感謝申し上げます。
 瑞雲は 1986 年に創業し、今年で 37 年を迎えました。私たちは「岡田茂吉の食事観」に基づいた自然農法の農産物の流通、それらを原料とした加工食品を販売することを目的として営んでまいりました。
 自社ブランドは、原材料の生産から製造現場まで弊社スタッフが確認し、自信をもってお薦めできる商品を揃えています。取扱商品は、自社の基準に合わせ、原料履歴、製造工程の確認を行い選考しています。農産物は、2001年に農林水産省より有機農産物小分け業務の認定を受け、有機JAS認証の農産物、自然農法農産物を全国発送しています。
 この37年を振り返ると、自然食品、オーガニック食品の社会性は大きく変化しました。
 私どもに限らず、自然食業界の多くがそうだったように、昭和時代の急成長する食品流通の多様化の中で、一部の自然食を求めるお客様と志ある生産者が個々で結ばれ、または私どものようなローカルな自然食専門店によって小さくスタートした業界でした。2001年の有機JAS法施行以降、オーガニック食品の社会化は徐々にみ2021年5月に農林水産省が策定した食料生産の方針、「みどりの食料システム戦略」によって、自治体主導の活動が急速に高まりました。
その中でも、学校給食のオーガニック化をすすめる活動が全国で勢いよく広まっています。
 子どもたちの食生活の乱れは、子どもたちの精神や健康へ大きく影響します。食べものが子供たちのこころを強くするとを私たちは信じています。お客様からは、引きこもりの子どもや、発達障がい児を支援する活動の声を聞かせていただきます。子どもたちの健康と「笑顔の食卓」が広まることを心より願います。
 一方、生産者の農家さん、製造者さんは、近年の気象変動や国際情勢を受けた物流や原料高騰などの影響を受けながらも、自然を愛し尊重し、食べる人の健康を願い、妥協せず日々知恵を使い工夫を続けています。
 未来の健康のために、そしてみなさまの笑顔の食卓のために、流通を担う私どもは生産者とお客さまを繋ぎ、価値のある情報と自信をもった商品を提供し続けてまいりたいと思います。
代表取締役社長 堀口照正

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